● 論理
● 優生思想って「質と金」の二段構えでは
● 「本人の苦労」が遺伝性疾患・障害のみ
● 条件が劣ればなおさら強行は罪でしょう
● 反出生は「他者を利用するな」が根底では
「優生思想ダー!」をぶんぶん振り回す生殖主義者、
優生思想とは【「優生」だから「劣不生」を連れてくる】、ここを理解していないみたいね。
「健康な子がほしい」(健康でない子はほしくない)
「可愛い子がほしい」(可愛くない子はほしくない)
「男の子/女の子がほしい」(女の子/男の子はほしくない)
「血のつながった子がほしい」(血のつながらない子はほしくない)
「普通」と思われているだろう感情・欲望は、
「そうでない」への忌避に裏打ちされているのだから、なかなかにえげつない。
権力で介入するのが優生政策。
「健康な子を生め」(健康でない子を生むな)
● 論理
「Xの存在想定」にのみ、「Xの選別」が発生する。
「Xの存在なし」に「Xの選別」が発生しようがない。
たとえばだけど・・・
「上質のウィスキー」も「名品のウィスキー」も
「ウィスキーは全部嫌い」な自分には関係ない。
「冬山登山のスグレモノ」も「同ポンコツ」も
「冬山登山をする気なし」の自分には関係ない。
● 優生思想って「質と金」の二段構えでは
障害者の生殖をさせないとか
アーリア人の子を生めよ増やせとか
そういうのは経済の話そのものではないんだよね。
国家経済の腹黒い権力者視点で言えば、
個人が労働力として存在することに意義があるので、
早い話が「奴隷の数は多いほうがいい」。
「優れた」人間のみを再生産すべしというのと、
「優れた」人間のための奴隷を大量生産しろというのは、
二段構えのセットなんだろう。
その考えで行けば、
障害者が子をなすのは障害者が介護者を自給することにほぼなるので、
(親から子に障害が遺伝しても)親の介護と社会への労働力と納税を期待できるなら、
国の経済としては大歓迎だろう。
● 「本人の苦労」が遺伝性疾患・障害のみ
だから、
「障害があって生まれる子は苦労するから(生むのはいかがなものか)」
がある程度口にされるのに対して
「障害がある親から生まれる子は苦労するから(生殖するのはいかがなものか)」
が一向に聞こえてこないのだろう。
「本人が苦労するから」が本心なら、
「本人が健常でなく、庇護を必要とする一生」だけでなく
「本人が健常で、親の庇護を背負わされる一生」はそれ以上に否定するはずなのである。
なぜなら、
「妊娠中に胎児の異常がわかった」は誰にでも起きうるが、
「庇護を必要とする人間が生殖する」は最初から子に親を負わせることが起点だからである。
「健常で良かったね」じゃない。
「健常だから自立し親の庇護も果たせるね」が現実である。
聾が遺伝すれば同じ苦労、遺伝しなければCODAの苦労
http://lttlleo.seesaa.net/article/480078518.html
● 条件が劣ればなおさら強行は罪でしょう
川を渡ることに喩えると
小川で、水が綺麗で、浅くて、流れも緩やかで、(でも深みがないとは限らない)
を渡るのと
急流で、濁流で、水に入ったらあっという間に流されますねみたいな川
に入るのは、
全然違うでしょ。
前者でも安全の保証はなく、
後者はむしろ「確実な危険」でしょう。
その危険行為をさせられるのは、親でなく生みだされた子なのである。
● 反出生は「他者を利用するな」が根底では
反出生に「良い出生/悪い出生」はない。「出生は全て悪い」。
出生を「良い出生/悪い出生」に分断するのは出生主義者である。
ということは反の皆さんが言っている通りで、
本人が生まれたくなかったら取り返しがつかない、
というのは同意しつつも、本人がどう感じるかは本質の問題ではない。
「親なるもの 断崖」の道子が
「望んで」下働き奴隷から最底辺の性奴隷になったのはその一例。
「奴隷の幸福」が奴隷全員に確保されると仮定しても、奴隷制は悪である。
では奴隷制の何が問題なのかと言えばおそらく、
「利用するモノとしての人間」の制度であることが、核心なのだと思う。
家畜にスライドさせても同じこと。
「動物福祉」で「家畜の待遇改善」を図ったところで、「利用するための動物」の設定は変わらない。
● 優生思想はヒヨコの雌雄選別に近い
ヒヨコは「鶏卵を生ませるための雌鶏のヒナを得る」の目的において、
メスのヒヨコが要、オスのヒヨコが不要である。
オスのヒヨコが可哀想、で展開させる話でなく、
オスのヒヨコを捕食動物のエサに有効利用、も違うそうじゃない、
産卵装置にされるメスのヒヨコも、その場で処分されるオスのヒヨコも、
「鶏の利用」が元凶でしょう。
だから「鶏~動物の利用をやめろ」。
反出生はそういう話だと思いますよ、自分は。
「生殖の支配」は「動物も人間も」
http://lttlleo.seesaa.net/article/459528047.html
自分が一番引っかかっているのは「生殖」の部分
http://lttlleo.seesaa.net/article/459527953.html
使役・愛玩動物の利用について 雑感
http://lttlleo.seesaa.net/article/459372933.html
「他者を利用・加害する権利がない」
http://lttlleo.seesaa.net/article/459372225.html
2021年02月23日
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